Webデザインでは「色の指定」がとても重要です。
CSSには複数の色指定方法があり、目的に応じて使い分ける必要があります。
この記事では、初心者がまず理解すべき
- Webセーフカラーとは?
- 色の指定方法(HEX / RGB / RGBA / HSL)
- どの書き方を使うべきか
- よくある間違い
をわかりやすく解説します。
Webセーフカラーとは?
Webセーフカラー(Web Safe Colors) とは、
すべての環境で正しく表示されるように定義された 216色のカラーセット のことです。
昔は、PCの国・OS・ブラウザによって色表現できる数が異なったため、
“どの環境でも最低限同じ色に見える” よう Webセーフカラーが使われていました。
当時の理由:
- 256色ディスプレイが主流だった
- 色が正確に表示されない環境が多かった
現代では Webセーフカラーは必須?
結論:今はほとんど意識しなくてOKです。
理由:
- 現在のブラウザ・OS・スマホは 全色(1,600万色以上)に対応
- 色の崩れはほぼ発生しない
- デザインの幅が広がり、Webセーフに縛られる必要がない
ただし、
“昔の名残として色指定の考え方の基礎” として知っておく価値があります。
CSSの色指定方法はこの4つを覚えれば十分
Web制作でよく使う色指定は以下の4つ。
| 書き方 | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| HEX | #E64A19 |
最も一般的・CSSで定番 |
| RGB | rgb(230, 74, 25) |
数値ベース・調整しやすい |
| RGBA | rgba(230, 74, 25, 0.8) |
透明度あり |
| HSL | hsl(14, 82%, 50%) |
色相ベースで直感的に調整 |
HEX(16進数)カラー
最もよく使われる記法です。
color: #E64A19;
background: #F5F5F5;
特徴
- Webデザインの標準記法
- コードが短い
- ツールとの相性が良い
(Canva, Figma, Photoshop すべてHEXを使う)
短縮形
同じ数字が重なる場合、3桁にできます。
#FFFFFF → #FFF
#000000 → #000
RGB(赤・緑・青で表す)
color: rgb(230, 74, 25);
特徴
- 色を数値で指定できる
- 色の調整がしやすい
(徐々に色を変える時に便利)
RGBA(透明度を指定)
RGBAは、RGBに透明度(0〜1)を追加したもの。
background: rgba(0, 0, 0, 0.3);
特徴
- 透明な背景を作るのに最適
- オーバーレイ、影、ボタン背景に使う
よく使う例:
ナビ背景半透明
header {
background: rgba(255, 255, 255, 0.8);
}
HSL(色相・彩度・明度で指定)
color: hsl(14, 82%, 50%);
特徴
- 色を自然な形で調整できる
- デザイナーが好んで使う
- 特に彩度・明度調整が便利
例:明るさだけ調整できる
background: hsl(14, 82%, 70%);
どの書き方を使えばいい?
初心者は以下のルールでOKです。
① 基本は HEX(#E64A19)
理由:
- ブログやサイト制作で最も一般的
- 色コードが短い
- 情報もツールも HEX が豊富
② 透明度が必要なら RGBA
例:
背景を少し透過させたい
③ 微調整をしたいなら HSL が最適
例:
「もう少し明るくして」「色味を少し変えて」などの調整が簡単。
④ レスポンシブやデザインの自動化で使う場合は RGB/HSL が便利
Webセーフカラーにこだわる必要は?
→ 結論:不要
ただし、以下のような場面では参考程度に便利:
- シンプルな配色で失敗を避けたい
- くすみカラー・淡色を作る練習に
- 色彩設計の基礎を学ぶとき
色指定でよくある間違い
① #(シャープ)を付け忘れる
color: E64A19; ×
② RGB のカンマを忘れる
rgb(255 255 255) ×
③ 透明度の値を 0〜100 で書いてしまう
rgba(0,0,0,30%) ×
→ 正しくは 0〜1(例:0.3)
まとめ
CSSの色指定で覚えるべきことは次のとおりです。
- Webセーフカラーは昔の仕様、今は気にしなくてOK
- 実用で使うのは HEX / RGB / RGBA / HSL の4種類
- 基本は HEX、透明度は RGBA、微調整は HSL
- それぞれ使い分けできるとデザインの幅が広がる
色はサイト全体の印象を決めるとても重要な要素です。
この4種類を使いこなせると CSS の理解が一気に深まります。
著者からのひと言
CSSの色指定方法は多く見えますが、使い方が分かればとてもシンプルです。
あなたのサイトのブランドカラー(オレンジ系)も HEX で完全統一できます。
次回の記事は「CSSコメントの書き方と管理方法」です。
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